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作家名索引
ケーテ・コルヴィッツ / Käthe Kollwitz [ ケーニッヒスブルク , 1867年 - モリッツブルク、ドレスデン近郊, 1945年 ]
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ドイツの版画家、彫刻家。幼少の頃から生地ケーニヒスベルクの銅版画師のもとで美術の手ほどきを受ける。その後ベルリンおよびミュンへンの女子美術学校に学び、クリンガー、ライブル、ムンクより影響を受ける。1890年から銅版画の制作を開始。1891年以降、医師の夫とともにベルリンの労働者街に住み、貧民層の人々の悲惨な生活や闘争を、共感と社会批判の精神をもって描く。1903年から版画連作「農民戦争」の制作を開始、翌年からパリで彫刻を学ぶ。1907年にはヴィラ・ロマーナ賞を受け、フイレンツェとローマに旅行する。1919年、女性初のプロイセン美術アカデミー会員となり、同教授となる。プロレタリア芸術運動の先駆的な作家として、国際労働者救済会のポスター制作なども手がける。50歳を過ぎた1920年以降、バルラッハの影響により最初の木版画を制作。生や死、母と子を主題とした作品を、表現主義的手法で描き続けた。1928年から33年まで、ベルリン美術アカデミーで教職につくが、1936年以降、ナチズムの弾圧を受けアカデミー脱会を余儀な<される。悲惨な状況のなか、第二次大戦終結の直前に世を去った。
(出典:国立西洋美術館平成14-18年度新収蔵版画作品展, 2007., )
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