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作家名一覧 » 作家作品一覧
エミール・ベルナール
/
Emile Bernard
[
リール
,
1868年
-
パリ,
1941年
]
1884年、サロンの画家コルモンのアトリエに入門し、トゥールーズ・ロートレックやファン・ゴッホと同窓となる。その後、古くまた神秘的なブルターニュ地方の習俗と文化に魅了されて、この地方で制作を重ねるようになる。僚友アンクタンなどとともにベルナールが作りだしていった画風は、太い輪郭線と単純化された色彩を特徴とし、日本美術や中世美術、プリミティヴ美術など様々な美術の影響を見せている。88年にはポン=タヴェンに滞在していたゴーガンと出会い、共に制作する。彼らの造形理論は「綜合主義(サンテティスム)」と呼ばれ、ベルナールはその使徒となった。
セザンヌとも親しかった彼は、その影響を見せる幾何学的構成の作品も制作している。91年にはゴーガンと袂を分かち、93-94年にはイタリア、エジプトへと赴く。この後、伝統的宗教美術や民衆美術、オリエンタリスムなどへ関心を示す新たな傾向へと向かった。ベルナールの画家としての評価は未だ確立したとは言えないが、その広範な交友関係を通じた活動は特筆に値する。ファン・ゴッホ、セザンヌ、ゴーガンらとの間で交わされた多くの書簡や美術評論は、この時代の美術を語る上で欠かせない資料となっている。彼はまた、美術家のみならず世紀末の文学者たちとも親しく、ジョゼファン・ペラダンの主催する薔薇十字会の一員でもあった。
(出典:国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006., p.170)
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