更新日 2019.12.11 | 11 December 2019

展示中 常設展Permanent collection

藤田嗣治[東京, 1886年 - チューリヒ, 1968年]

坐る女

制作年1929年
材質・技法・形状油彩、カンヴァス
寸法(cm)110 x 125
署名・年記右中央に署名、年記(欧文と漢字): 巴里 / 嗣治 / Foujita / 1929
所蔵経緯柿沼冨二朗氏御遺族より寄贈
分類絵画
所蔵番号P.1992-0003
ノーイメージ NoImage

作品解説

 通称フジタとして知られる藤田嗣治が東京美術学校を終えて渡仏したのは1913年のことであった。以後、のちにエコール・ド・パリと呼ばれることになる若い画家たちの一員として頭角を現し、1920年代後半には画壇の寵児として世界的にその名を知られるようになる。  1929年の年記とサインをもつこの作品は、一般には長い間下絵の存在だけが知られていた。乳白色の肌をもつ裸婦や猫、自画像、少女像などといったモティーフと並んで、女性の肖像画は藤田の最も好んだ主題のひとつである。袖無しのワンピースを着、ハイヒールをはいた優雅なモデルの女性の名前は判っていないが、当時の藤田が生活していたパリの社交界の女性のひとりであると想像される。「狂乱の時代(レ・ザネ・フォル)」と呼ばれる華やいだ雰囲気に満たされた第一次大戦後のパリで、藤田は、ヴァン=ドンゲンなどと共に最も人気を博した肖像画家であった。  きわめて単純な効果を狙って構成された画面は、磁器を思わせるような柔和な絵肌と技巧的な線描の表現力によって特徴づけられる。一方、背景には琳派や狩野派などの金碧障壁画を思わせるような金地の花鳥図を描いて、装飾的アクセントとしている。(出典: 平成4年度新収作品 [配布資料]. 国立西洋美術館, 1993.7.13)

来歴

Donated by the family of late Mr. Tomijiro Kakinuma, 1992.

展覧会歴

2016
生誕130年記念 藤田嗣治展―東と西を結ぶ絵画―, 名古屋市美術館, 2016年4月29日-2016年7月3日, 兵庫県立美術館, 7月16日-9月22日, cat. no. 41, col. repr.

文献歴

1996
国立西洋美術館年報. Nos. 27-28 (April 1992-March 1994), 1996, 新収作品一覧. p. 78.

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Léonard-Tsuguharu Foujita [Tokyo, 1886 - Zürich, 1968]

A Seated Woman

Date1929
Materials/Techniquesoil on canvas
Size (cm)110 x 125
InscriptionsSigned and dated center right: Paris (Chinese character) / Tsuguharu (Chinese character) / Foujita / 1929
Credit LineDonated by Mr. Tomijiro Kakinuma
CategoryPaintings
Collection NumberP.1992-0003
ノーイメージ NoImage

Provenance

Donated by the family of late Mr. Tomijiro Kakinuma, 1992.

Exhibition History

2016
Leonard Foujita: Art Bridging the East and the West, Nagoya City Art Museum, 29 April 2016 - 3 July 2016, Hyogo Prefectural Museum of Art, 16 July-22 September, cat. no. 41, col. repr.

Bibliography

1996
Annual bulletin of the National Museum of Western Art. Nos. 27-28 (April 1992-March 1994), 1996, List of New Acquisitions. p. 78.

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